「私はこれまで付き合いたいと思ったことがない」
こんなことを言えば
「まだ本気で好きになれる人に出会ってないだけ」
「強がってるだけじゃないの?」
そんな風に返されることが多いでしょう。
でも実際のところ、学生時代から社会人になった今に至るまでいろいろな人たちと出会った結果、この感覚だけは全く変わっていないのが事実なのです。
それが自分にとっては当たり前だったので、特別何か疑問にも思わずに生きてきました。
ただ、周りと異性がらみの話になると、どこか噛み合わないことが増えてきて、自分の感覚をちょっと深く知りたいなと思うようになってきました。
そこでいろいろ調べてみると、いくつか気になる言葉がありました。
クワロマンティックにロマンティックアセクシャル・・・
もし、私と同じような感覚で生きてきた人がこれらの言葉を検索し、深く知ろうとしているのなら、この内容を読むことで「ここにも同じタイプがいてこんな感覚で生きている」と、少しは気が楽になるかもしれません。
私はこれから書いていく希少ともいえる価値観について、特に劣等感もありませんし、恥ずかしいとも思っていません。
基本、誰かに迷惑をかけることでもありませんから。
異性が好きである感覚があるのは大前提
私は男性で、同性には全く興味がありません。
異性が好きですし、どちらかというと面食いです。好みのタイプもあります。
昔、あまりにもタイプすぎる店員さんがいたときなんて、緊張しすぎて気持ち悪くなることもあり、そのお店に通うのをやめてしまったこともありました。
そういう「異性に対して惹かれる感覚」は、一般の人と全く同じだと思っています。
好き=付き合いたいという感覚がない
これまで生きてきて「付き合いたい」と思ったことが一度もありません。
「好きなら付き合えばいいじゃん」と言われたとしても、どうしてもピンと来ないのです。
なぜなら、私の中にある「付き合う」というイメージと、世間一般で言われている「付き合う」が、あまりにもかけ離れているから。
私の場合、好みな女性がいたとして、仲良くなれたら、それで十分という感覚があります。話したり、遊んだり、楽しい時間を過ごせれば、それがゴール。
もしその人に付き合う人ができたとしても「そうなんだ、仕方ないね」と思って終わりです。
付き合う相手がいる中で、私ともこれまで通りの距離感ではいられなくなるのなら、それはそれで少し残念ではありますが、仕方のないことだとも思っています(浮気だなんだと思われても困りますからね)
社会人になってからは、そもそも女性と知り合う機会も減りましたし、何年もそのような存在はいません。
でも、この感覚は今も変わっていないと思います。
仮に自分が告白するとしても「友達になってください」とでも言うのでしょうか?(おかしすぎるでしょ)
もし、仲良くなった、しかもタイプの女性から「付き合ってください」と言われる奇跡が起きたとしても、正直、困惑する気しかしません。
それは「付き合ったところで、どうするの?」という価値観が、自分の中に強くあるからです。
私にとっては、友達と恋人の違いが、ほとんどありません。
LIKE と LOVE の違いが、人と少し違うのかもしれません。
LIKE が LOVE に変わることはないけれど、LIKE が大きくなった結果、その中に LOVE が含まれている。この表現が一番しっくり来ます。
よく断る理由として「友達のままでしか見られないからごめんなさい」という言葉がありますが、
私の場合「友達のままで何がダメなんだろう?」と感じてしまいます。
もちろん「恋人として接することができない」という理由自体は理解できます。ただ、その感覚が、自分の中には存在しない。
ちなみに「とりあえず付き合ってみれば?」みたいなのもよく聞きますが、私にはこの「とりあえず」がイマイチ分からないので、そういう人もいるんだなーと思っています。
マッチングアプリにも全く興味がありません。あれは基本的に「お付き合い前提」ですよね。
初対面で、合う・合わないを判断すること自体、自分の中では無理があります。
私の場合は、そこまでして異性と知り合いたいとは感じません。
ちなみに、誤解されたくないのですが、浮気は大反対派です。幼少期から、私の周りにそういう人がいなかったのもあるかもしれません。
それくらい付き合うということ自体が軽いことではないと思っているので。
異性と触れ合いたいと思わない
一般的に「付き合う」と言われれば、手を繋いだり、触れ合ったり、その先の関係を想像する人が多いのだと思います。知らんけど。
私にはそうした触れ合いをしたいという欲求がほとんどありません。
話したり、一緒に遊んだり、楽しい時間を共有できていれば、それで十分なのです。
この感覚は、相手に魅力がないからでも、距離を取りたいからでもありません。
タイプの人なら見てるだけでも緊張しますし、仲良くできるのなら、それだけで満足。
ただ、それ以上の距離に進みたいとは思わない。それだけです。
潔癖だから、触れ合うのが苦手だから、という理由でもありません。単純に、そこに向かう欲求がないのです。
そのため「私に魅力がないのかな?」と誤解されてしまうことも予想できますが、そうではありません。
タイプの人と、気の合う会話をして、同じ時間を楽しく過ごせるので私の欲求は満たされてしまう。そんな価値観でしかないのです。
クワロマンティックとは?
私はこれまで、自分の恋愛観や異性との感覚について、特に気にせずに生きてきました。
偶々ネットで、ロマンティックアセクシャルという言葉を知ることになり「これかもしれない」と自分の価値観に対してちょっと深堀りしたいと思うようになりました。
そして、調べていく中で「むしろ、こっちかもしれない」と感じたのが
クワロマンティックという言葉でした。
- クワロマンティックとは:
①友情と恋愛感情の区別がない
②恋愛感情がどういうものか説明しろと言われてもピンとこない
③恋愛的に好きと言われても分からない
など、好きという感情はあるけど、友情からくるのか恋愛感情なのかが分からない人が主にクワロマンティックと言われるそうです。
「LIKEがLOVEに変わることはないけれど、LIKEが大きくなった結果、その中にLOVEが含まれている」という私の中での感覚となんとなく合ってるなーと。
いずれにせよ、必ずしも自分は〇〇みたいに何かの言葉に当てはめる必要はないですよ。
これっぽいなーくらいに、思うくらいが一番楽になれます。
ロマンティックアセクシャルとは?
元々、異性と触れ合ったりする欲求がなかったので「こういう人って他にもいるのかな?」と何気なく調べていたところ、ロマンティックアセクシャルという言葉を知ることになりました。
自分だけの変な価値観だと思っていたので、同じような人がいると知ったときは結構驚きました。
- ロマンティックアセクシャルとは:
他者に対して恋愛感情はあるが性的欲求は抱かない人
のことを言うそうです。
「異性と触れ合いたいと思わない」
確かに自分にも当てはまっているのかなと感じます。
後述しますが、キスシーンやラブシーンを見ても、正直どう受け取ればいいのかよく分からないというか。
ロマンティックアセクシャルについては、こちらの記事が一番わかりやすくまとまっていると思うので、もしお時間があれば読んでみると理解しやすいと思います。
恋愛ソングについて思うこと
私は音楽を聴くのが好きですが、特に恋愛ソングの歌詞については、あえて意味を気にしないようにしています。
歌声やメロディがせっかく好みなのに、歌詞の内容に引っ張られて聴けなくなってしまうのが嫌だからです。
典型的な例が「Official髭男dismのPretender」
毎日聞くぐらい大好きな曲なのですが、歌詞を気にしたら正直きつい歌詞だなーと思います。
だから私は、恋愛ソングも歌詞の内容を自分の感覚に当てはめようとはしていません。
「君とのラブストーリー それは予想通り いざ始まればひとり芝居だ ずっとそばにいたって 結局ただの観客だ」
最初でもう歌詞を気にしたら、なにそれで終わり。
そういえば、友人が「Pretenderは歌詞が無理」と言っていて「メロディと歌声が素晴らしいからそれでいいじゃん」って内心思いながら「なるほどねー」って返した記憶。
曲として好きだから聴いているだけで、歌詞に共感したいわけではないのです。
フィクションでは恋愛が楽しめる不思議
不思議なことに、アニメなどの恋愛系のお話は普通に楽しめます。
ただし、いわゆるバリバリのラブストーリーではなく、あくまでラブコメ。
「おいおい、早く付き合えよ! まだ付き合わんの?」と、半分楽しく半分イライラしながら観るくらいです。
両想いになって付き合ったら付き合ったで、それはそれで嬉しいし、そうなってほしいと思いながら観ています。
むしろいくつかの男女のカップリングが大好きにすぐなってしまうくらい男女が関わるお話が好きで勝手に応援してしまう。
だだし、です。
そこから先のラブシーンやキスシーンなど「恋人らしさ」を強調する描写になると、なんだか気分が冷めていくというか。いらんなあ・・・って。
ここはロマンティックアセクシャルの部分なのかもしれません。
男女の恋愛というより、友情と恋愛のあいだのような関係を見ている方が好きな気がします。「恋愛未満だけど特別な関係」というのでしょうか。
ここはクワロマンティックの部分なのかもしれません。
(いろいろ混ざってきましたね、それくらいややこしいということ)
これはドラマでも同じです。
この感覚も、これまで書いてきた自分の価値観とどこかつながっている気がしています。
次は私の性的な価値観の話になります。
「次へ」でみれます。


コメント